komomia

岩手県南の兼業農家の日記。家族が食べる野菜と米を作っています。豊作だったら親戚と友人にお裾分け。

梅しごと:剪定から梅酒・梅シロップまで

我が家の梅の木に、今年も実がついた。

冬の手入れ

冬に剪定して、風通しと日当たりを良くする。肥料も冬のうちに散布。基本はこの2つだけなので、手間の印象は薄い。数年前、仕事が忙しくて半日しかない休みに無理やり1時間だけ時間を作って剪定したことがあった。この年ばかりは、さすがに“手間がかかった”と感じた。ふだんは半日かけてのんびり剪定し、翌日に肥料をまけば十分に育ってくれる。

春を報せる花

春、桜よりも早く白い梅の花が咲く。私にとっては春を報せる花。儚げで、溶けて消える雪のようにも思える。

6月後半、実りの季節

暑くなってくると、いよいよ収穫の時期。毎年、梅酒と梅シロップを仕込むのが楽しみだ。梅シロップは漬け始めてからおよそ1カ月で飲める。暑い日に水で割って飲めば、甘さだけでなく、梅の香りと酸味が混ざった味わいが、疲れた体に染み込む。

梅酒は半年ほど寝かせる。年末の楽しみにちょうどいい。半年も待つのは長く感じるかもしれないが、仕込んで2カ月もすれば梅酒のことは一度忘れてしまう。だから、迷っているなら“待ち切れない”と思わず、まずは仕込んでみると良い。たとえ1年忘れていても、美味しく飲めた(実際に1年後の梅酒を飲んでそう感じた)。

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