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岩手県南の兼業農家の日記。家族が食べる野菜と米を作っています。豊作だったら親戚と友人にお裾分け。

ソラマメ枯れた

収穫の始まりと目安

6月中旬に今年のソラマメの収穫を始めた。花が小さな莢になって、少しずつ大きな莢に成長する。まだ小さな莢は、上向きに育つ。十分に大きくなったら、だんだん傾いて下向きになる。水平よりも下を向いた莢が食べ頃で収穫します。畑を歩いて下を向いたソラマメの莢を探して、一度の収穫で20個くらいのソラマメを収穫する。家族で2食くらいで食べきれる量が20個くらいなので、収穫もこれを目安にしています。エダマメなどの他の豆と同じで、ソラマメは鮮度が下がれば味も落ちる。だから、一番美味しい食べ方は、収穫してから出来るだけ早く食べること。私は昼食の1時間前にソラマメの収穫を始めている。収穫したソラマメをすぐに茹でて、まずは昼食に食べる。食べきれずに残ったソラマメは、その日の夕食に食べている。収穫からひと晩たったソラマメは味が少し落ちてしまうから、収穫した日の夕食で食べ切れる量しか収穫しないようにしている。

6月後半のペースと“山盛り”

6月の後半は、2日おきくらいソラマメを収穫した。茹でたソラマメを皿に山盛りにして、口にどんどんソラマメを入れていく。ソラマメを食べる手が止まらない。お腹いっぱいになって、やっと手が止まる。育てなければ、こんなソラマメの食べ方は出来ない。ソラマメを育て始めたときに、やりたかった山盛りのソラマメを今年はついに達成した。

7月、記録的高温で枯れ込み

残念ながら、ソラマメを楽しめたのは6月だけだった。7月に入った時にはソラマメが枯れてしまった。涼しい気候をソラマメは好むから、暑くなれば枯れてしまう。しかし、例年は7月の上旬までは、量も質も下がるが収穫できていたはず。今年の6月下旬は記録的な高温になってしまった。暑さに弱いソラマメが枯れる時期に早まっていた。まだ小さい莢も残っていたが、育つことなく枯れてしまった。

来季は“早めて備える”

来年の6月がどのような気候になるか分からない。だが、今年のような高温をあり得ると想定した方が良いだろう。想定しなければ、また今年と同じ結果になる。今年のような高温で収穫を続けることは、困難だろう。ソラマメは6月しか収穫出来ないと割り切って対策を検討するのが良さそうだ。私が気候を変えることなんて当然出来ない。ビニールハウスなどの設備は、気軽に導入出来るものではない。私が出来ることだけで、高温対策をするしかないが、出来ることがない。ならば高温対策をしないと割り切ってしまう。代わりの対策としと、畑への定植を早めて収穫を早くする方法なら出来そうだ。こんな考え方では、少しずつしか成長出来ないと感じる人もいるだろう。私は、小さくとも成長がずっと続くほうが楽しい。だから、こんな考え方を好んで続けている。

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