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岩手県南の兼業農家の日記。家族が食べる野菜と米を作っています。豊作だったら親戚と友人にお裾分け。

カボチャ

保存のしやすさ

カボチャは長く保存出来る。秋に収穫して年末くらいまでは、美味しく食べられる。保存方法は、冷蔵庫を使わずに、風通しが良い部屋に置くだけ。湿気が多い部屋では、腐ってしまうので避けよう。高温の部屋も良くないと思う。収穫の時期は秋なので、暖房を効かせた部屋でもなければ、高温の部屋はなかなか無いでしょう。

かつては“適当でも獲れた”

保存方法が簡単なカボチャをたくさん収穫したい。けど、ここ数年は栽培を失敗して収穫出来ていない。始めて栽培した年は、十分に収穫出来た。かなり適当な栽培だったのに十分に収穫出来た。畑を耕さずに、10cm四方て軽く掘ってそこに種を蒔いた。行灯は使ってない。マルチも使ってないから、雑草まみれ。でも、カボチャはすくすく育ち、雑草を乗り越えて、雑草に覆い被さるようになった。勝手に大きくなって、いつの間にか実をつけてくれて、手間がかからなくていいなと思っていた。しかし、最近は栽培失敗で収穫出来ていない。

失敗の要因

なぜカボチャ栽培が失敗続きなのだろうか。すぐに思い付くのは、年々、雑草が勢いよく生えるようになったこと。カボチャよりも先に雑草が大きくなってしまい。雑草の中に埋もれたカボチャが、日が当たらなくて弱って枯れてしまう。次の原因は、発芽して数日でカボチャはまだ小さい葉が数枚しかないのに、この葉を害虫に食べられて枯れてしまうこと。ウリハムシという害虫が何処からかやって来て、カボチャの葉を喰い荒らしてしまう。何匹も集まっていて、追い払ってもまたすぐに集まってくる。対策は行灯を使うことで、農業での行灯は肥料袋など苗に被せて害虫から苗を保護することを指す。見た目が明かりを灯す行灯に似ている。最後の原因が、肥料不足。収穫出来た年は、その前年に畑に多めに肥料を散布していて、その肥料が年を跨いでも残っていた。カボチャ栽培に十分な肥料が残っていた。

今年の対策と手応え

さて、今年のカボチャ栽培はこれまでの失敗の原因にそれぞれ対策している。雑草対策にマルチを使って、カボチャの周りに雑草が生えないようにした。害虫対策でカボチャの葉が10枚くらいになるまで行灯で保護した。肥料不足にならないように、例年の倍の肥料を散布した。これで今出来る対策はすべて出来た。おかげで、カボチャのツルが長く伸びて花も咲いた。今年はたくさん収穫できそう。甘いカボチャを使ってどんな料理をしようか。お裾分けしたら喜んでくれそうな人は誰かな。もう楽しみだ。

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